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IRSNが復興の取り組みを調査

2017.03.15

   原子力安全・放射線防護総局(DGSNRD)の支援組織である、フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は3月14日、JAの伊達地区本部を訪れ、梁川営農センター・梁川共選場のあんぽ柿非破壊検査場、あんぽ工房みらいを調査しました。

 調査に訪れたIRSNのメンバー5人は、伊達地区本部で数又清市常務から、福島第一原子力発電所事故後の被害状況や、その後の復興への取り組みなど、特に農産物の安全・安心の取り組みについて詳しく説明を受けた後、あんぽ柿の非破壊検査場を視察。数又常務の説明を受けながら、実際のあんぽ柿の検査方法を見学しました。メンバーは、通訳を通じて熱心に質問を繰り返し、徹底した検査体制・取り組みについて理解を深めていました。

 メンバーからは、「すべての果樹木の洗浄による除染の取り組みや、あんぽ柿のモデル地区設定による出荷など、安全確保に向けた徹底した取り組みを詳しく知ることができた。非破壊検査による徹底した検査・出荷体制を目の当たりにして、安全が担保されているこが理解できた」と話していました。

 IRSNは、原子力利用に関する研究計画の遂行や放射線防護の訓練教育、原子力利用に関する放射線モニタリング、原子力情報の公開、原子力と放射線利用に関する技術支援、非常時の支援、技術相談、研究開発および計測などの契約業務を行う機関です。

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