当JAもも生産部会桑折支部は22、23日、同管内伊達郡桑折町内で、県産モモの主要品種「あかつき」の最終的な生産量に影響する着果状況などを確認する、摘果見廻り会を開きました。
見廻り会には、同支部役員ら100人が参加し、睦合、桑折、半田、伊達崎の4地区ごとに、町内会などのグループに分かれ、全生産者の「あかつき」の主要園地250ヶ所を巡回。役員らは、各園地で、摘果の状態や生育状況などを見極めながら、摘果状態を①今後1回程度の摘果作業で適正な状態、➁今後数回の摘果が必要、③これ以上の摘果は不要、の3項目に診断。結果は、病害虫の有無など、留意すべき点をカードに明記し、モモの枝に結び付け、園主に今後の作業の参考として伝達されます。
各園地の巡回前には、地区ごとに、摘果の目合わせ会を開きました。そのうち伊達崎地区の佐藤親(ちかし)さん方の園地で開いた目合わせ会には、同地区の役員ら50人が集まり、JA営農指導員が、判断の基準を説明。参加者全員で、判断基準を確認し統一しました。同支部の大槻栄之支部長は「今年のモモは遅霜や干ばつの影響や、新型コロナウイルスによる販売環境への影響が懸念されるが、しっかりとした栽培管理を徹底し、品質の良い桃が出荷できるように全力で取り組む」と話しました。JAによると同地区のモモの生育は、例年に比べて4~5日早く昨年並み。主要品種の「あかつき」は、7月23日頃から出荷が始まり、28日には最盛期を迎える見通しだ。