営農情報

No.9 水稲品質・食味向上について

2017.04.13

No.9 水稲品質・食味向上について

 

 

ふくしま未来  TAC情報 No.9

 

出来ることからはじめよう!

「水稲品質・食味向上」大運動!

 

平成29年 4月13日

JAふくしま未来 営農部

 

JAふくしま未来管内は「吾妻・安達太良・阿武隈山系」と原生林が育む滋養に満ちた水系と四季鮮やかな風土があります。そんな自然を活かし、JAふくしま未来では生産者の皆様と共に「美味しい米づくり」を進め、何よりも「ごはん」が大好きな人に届けていきたいと思います。

「白い輝き」「旨さ」「香り」「粘り」、ごはんそのものがご馳走。今年も「種蒔き・育苗・収穫」まで、一粒一粒まごころを込め大切に育み、一口食べれば笑顔が溢れる美味しい「JAふくしま未来のお米」を作りだしていきましょう。

 

JAふくしま未来のお米「品質・食味向上8つのポイント」

アミロース、タンパク質を低くすることで食味は向上します!!
 

1.美味しいお米はデンプンの中のアミロース含量が低く、タンパク質含量が低いと食味が良くなります。

「ふくしまの米」の品質目標

  1. 玄米タンパク 64以下(水分15%換算)

  2. 整粒歩合 80%以上

  3. 1等米比率 95%以上

  4. 水分 150%

  5. 粒厚 185mm以上

  6. 食味値(主食用) 80以上

※種子更新率 100%の確保

※適正量目の確保 フレコン皆掛1,092.0kg、紙袋皆掛30.5kg

 

2.登熟期の気温によって、米粒の中のデンプン成分が変わります。そのうち、アミロース含量は、低温だと高くなり食味を下げます。当JA管内主力品種のコシヒカリの場合、出穂後30日間の平均気温が23~25℃が品質良食味のベスト気温です。

 

3.登熟期間の日照が多く、気温の日較差が大きいと、日中盛んに光合成する一方で夜間の呼吸が抑えられ米粒の充実が良くなります。同時に、デンプンが十分に蓄積して、収量が増え良食味となります。管内は「福島・伊達・安達・そうま」と広域ですが、一般的に「日較差が大きければ大きいほど」おいしい米が作られやすくなります。


 

4.適正な地力が、食味に良い影響をもたらします。JAふくしま未来管内の水田でも、地力の低い水田が見受けられます。そのため根はりが浅く、倒れやすいなどの課題もあります。土壌改良資材・堆肥施用などで、地力を高める以外食味向上の方策はありません。そのため、多収地帯でないところでも「地力向上」が必要です。

 

食味を向上させるためには、本気力の土づくり年度計画が必要です!

 

5.稲が健全に育ち、登熟に必要な栄養成分には、チッ素、リン酸、カリのほか、マグネシウムやカルシウム、ケイ素などの無機成分が必要です。特に、登熟にはカリとチッ素が重要です。

 

6.生育段階に応じて適切な水管理も大切です。特に、早期落水により登熟が不良になると、食味が極端に下がります。結果、地力の向上&適正な肥料・水管理が、良食味米栽培法の基本となります。

 

 

7.生育後期のチッ素追肥が多すぎると、玄米が高タンパクとなり食味を下げます。また、後期にチッ素を制限して、タンパク含量を下げる方法もありますが、地力が低いとデンプンの蓄積が進まなくなり、食味はよくなりません。


8.窒素の肥効を抑えながら、登熟の向上、収量の確保と玄米の低タンパク化を図ることが基本となります。また、適期刈取りに努めましょう。

 

営農部 農業振興課

〃   米  穀  課

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