営農情報

No.5 果樹生育情報

2017.04.06

No.5 果樹生育情報

 

ふくしま未来  TAC情報 No.5

 

平成29年 4月 6日

JAふくしま未来 営農部

 

開花予測(果樹研究所発表)

も も「あかつき」・・・ 開花始め 4月18日

な し「幸  水」・・・ 開花始め 4月24日

りんご「ふ  じ」・・・ 開花始め 4月29日

今後の気温が平年並みに経過した場合、もも「あかつき」の開花始めは4月18日頃で昨年より13日、平年より4日遅く、なし「幸水」の開花始めは4月24日頃で昨年より11日、平年より3日遅く、りんご「ふじ」の開花始めは4月29日頃で昨年より11日、平年より3日遅いと予測されています。

予報期間 4月6日から4月12日まで

向こう一週間、低気圧や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多いですが、期間の終わりは高気圧に覆われて晴れる日もある見込みです。最高気温・最低気温ともに、期間の前半は平年より高く、かなり高い日もありますが、後半は平年並か平年より低くなる予想です。(仙台管区気象台発表)

生育は現在のところ、昨年に比べ11日~13日、平年に比べ3~4日程度遅れています。生育が進むにつれ耐凍性が低下し、凍霜害の危険性が高くなりますので、気象情報には十分注意しましょう。

栽培管理

(1)防霜対策

花蕾露出期から幼果期にかけては、耐凍性が劣るので、気象情報に十分注意する。なお、降霜による被害が見られた場合は、被害状況を確認の上、人工受粉を徹底し結実確保に努める。

 

(2)人工受粉

開花期が低温や強風、乾燥条件で経過すると結実が劣る場合があるので、このような条件下では人工受粉をより丁寧に行う。

人工受粉の際に、花粉を石松子などで増量する場合には事前に発芽率を確認し、発芽率に応じた希釈倍数とする。なお、発芽率30%以下の花粉は希釈しないでそのまま使用する。

 

(3)病害虫防除

①ナシ黒星病

本病の最も重要な防除時期は開花期前後である。また、第一次伝染源となる花そう基部病斑は見つけ次第除去し、伝染源の密度低下に努める。

 

「ももの結実確保対策」に努めましょう!

 

花粉のない品種は人工授粉を行い品質向上に努めましょう。また、受粉樹を混植している園でも、開花期に訪花昆虫が不活発な時(気温が22℃以下)は、人工授粉を行必要があります。

≪花粉のある品種≫

日川白鳳、白鳳、あかつき、まどか、ゆうぞら、秀峰 など

 

≪花粉の無い、極めて少ない品種≫

はつひめ、川中島白桃、紅錦香 など

 

花粉の採取

花粉採取用品種は、花粉が多く(白鳳・あかつきなど)、受粉する品種と開花時期が同時期かやや早い経済性のある品種を選定します。蕾の採取は、開花2~3日前の風船状の花蕾または開葯していない開花直後の風船状の花を採取します。綿棒使用の場合、生花で1~1.5kg/10a程度必要(葯量 約20~30g)増量倍数は石松子 80~120g(葯量の4倍まで

[Point]

花粉採取を目的とする花蕾の採取は、早すぎると開葯が不揃いで、花粉の発芽率が悪くなります。逆に、採取が遅く完全に開花した花は、葯から目的とする花粉が放出されます。

 

受粉方法

受粉時期は、開花4~5分咲きのころと8分咲きの満開のころの2回行うのが基本です。受粉時間は、露が乾く午前9:00~午後4:00頃までに行うことが大切です。受粉後「花粉の花粉管が発芽し、柱頭内に侵入する時間が3時間程度」かかります。受粉後3時間以内に降雨がある場合は再度受粉する必要があります。(受粉後3時間以上たてば降雨の影響はなくなります)

花粉の発芽は低温では不良になる確率が高くなります。温度が低い場合や天候不順の場合は、回数を増やします。ただ、通常の天候の場合に回数を増やすと、貯蔵養分の浪費、摘果作業の負担増につながるおそれがありますので注意しましょう。

 

 

 

全国にJAふくしま未来の美味しい!モモを届けるため

みんなの「力」で「モモのせん孔細菌病」の

被害を防ぎましょう!
 

せん孔細菌病の春型枝病斑は、開花期から落花期に掛けて結果枝の表面に見られるようになります。はじめ周辺より暗い色でやや盛り上がっていますが、次第に紫褐色〜紫黒色、楕円状〜不正形の病斑となり、やがて表面には黄白色の病原細菌が出て、雨滴に混じって風雨とともに飛散します。

 

対策ポイント その1

毎年発生の多い園では、薬剤散布だけでは十分な防除効果を上げることは困難です。風当たりの強い所では、防風ネットを設置しましょう。

開花期以降に春型枝病斑(スプリングキャンカー)が見られる場合には、病斑枝を除去しましょう。多発園では樹勢を強化することも必要です。

 

対策ポイント その2

葉、枝に傷口ができないように防風林、防風ネット等防風垣を設置して、4~5月に、春型枝病斑(スプリングキャンカー)を切り取り園外に持ち出します。多発園では、開花前から薬剤散布を徹底して、生育期の4月下旬~6月に、約10日置きに数回薬剤散布をします。

 

営農部 農業振興課 

園 芸 課 

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