営農情報

No.30 水稲収穫後の管理作業について

2017.10.27

No.30 水稲収穫後の管理作業について

 

 

ふくしま未来 TAC情報 No.30

 

 

水稲収穫後の管理作業について

 

 

JAふくしま未来営農部

平成29年10月27日

 

水稲の収量アップ&品質向上を目指して!

 

・農業機械施設の整備

取扱説明書に従って点検整備を必ず行い、農業機械を格納しましょう。

・畦畔の補修・田面の均平・排水

コンバイン等の作業で田面の凹凸が大きくなった場合は、秋のうちに均平作業を行っておきます。暗きょ排水施設などの点検もしましょう。 

また、排水の悪いところでは明きょを掘り、停滞水を排除します。特に粘質田では秋から翌春にかけて、圃場の乾燥を心掛けましょう。

 

・・・・・気象に左右されにくい栽培管理は土づくりから・・・・

 

《土づくりと稲わらの利用》

水稲が吸収するチッソの約半分は地力によって供給されます。地力チッソの多少が水稲の生育におよぼす影響は大きく、特に本年の気象で砂質田では、粒が細く、整粒が少なかったため、堆肥や稲わらなどの有機物を投入し地力を高めましょう。
土づくりの方法として手軽に取り組むことができるのが、収穫後の稲わらのすき込みです。稲わらなどの有機物は土壌中の腐植を増やし、土壌を軟らかくするなど、化学肥料にはできない物理性の改善や、生育全般にわたって緩やかに養分の供給を行うなどの働きをします。また、稲わらと合わせ珪酸質・鉄分を含んだ肥料を投入することも有効です。
珪酸は収穫された籾と一緒に圃場外へ持ち出されていきます。珪酸は水稲のなかに10%以上も含まれ、玄米100㎏を生産するのに10~15㎏の珪酸が必要といわれています。珪酸質肥料の効果は、根腐れを防止したり、茎葉を丈夫にして倒伏や病害虫に対する抵抗力を高めます。また、茎葉が堅くなることで止葉の受光態勢が良好となり、品質、収量の向上も期待できます。
鉄分は水田土壌の還元で発生する硫化水素から根の障害を防ぐ役割を担っています。生育後期まで根の活力を保つことに役立つため秋落ちを防ぎ、品質、収量の向上につながります。

 

① 稲わらの放置は水田土壌の乾燥を妨げ、春すき込みは初期生育が不良となることがありますさらに、生育後期に土壌窒素が発現し、米の蛋白質含有率が高くなるため、稲わらは早めに分解させましょう。
② 稲わらの腐熟促進のため、稲わら分解促進剤を散布後早めにすき込んで腐熟を促進させましょう。土壌改良材の施用時期は、水稲収穫後から田植えまでの間のいつでも良いですが全面散布後、作土と良く混和させることが大切です。

③ 稲わらは畜産農家と連携し、家畜粗飼料や敷料として有効利用を図りましょう。

 

 注意  農業機械がねらわれています!

・・・・大切な農業機械は自ら守りましょう・・・・

盗難は、圃場に放置されたままの機械だけでなく、施錠を忘れた自宅敷地内の倉庫からも盗難されている場合もあります。

 

盗難を防ぐためには

① 盗難に遭わない事が一番ですが、盗難にあった時のために「農機具の型式区分・車体番号等」を控えておきましょう。
② 年に一度しか使わない農機具は、盗まれていても気がつかないことがあります。定期的に格納場所の確認をしましょう。

 

大切な機械を盗まれないために

田畑等の目の届かない場所に放置しない。

格納庫に保管する場合でも、エンジンキーを抜いたうえで別に管理する。

③ 格納庫にも施錠する格納庫の前に障害物を置く。

圃場に置きっ放しにすることは、もっとも危険です。作業を終えたら必ず格納しましょう。キーをシートの下に隠したり、工具箱の中に入れていることは犯人はお見通しかもしれません。必ず別の場所で管理しましょう。

④ 盗難防止器具を利用する。

ハンドルロック、シェフトロック等、盗難防止器具が市販されています。これらの器具も利用して防止策を講じましょう。

保管場所が庭先でも油断しないでください!

実際の被害では「放置している機械を下見してから夜間に盗難される」「年に数回しか使わない機械をシーズンオフ中に盗難される」などの事例も発生しています。持ち出しされないよう、自ら工夫しましょう。

 

営農部 農業振興課

 〃  米 穀 課

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