営農情報

No.19 農業者のための労災保険のご案内

2017.06.22

No.19 農業者のための労災保険のご案内

 

ふくしま未来  TAC情報 No.19

 

 

農業者のための労災保険のご案内

 

 

平成29年 6月22日

JAふくしま未来 営農部

・・JAふくしま未来労災事故多発警報・・

農繁期に入り、果樹・野菜の管理作業等の農作業が集中するこの時期は農作業事故が多く発生しています。管内でも、労災保険加入者の農作業事故が春先から5件発生しています。

【一部労災事故事例】

  ◎特定農作業従事者に特別加入

 ・りんごの摘果作業中に高所作業車(ゴンドラ)のロックを閉め忘れたことによる落下

  ⇒病  状:肋骨骨折、下半身打撲

  ⇒補償内容:療養補償給付療養給付(医療費全額補償)+休業補償給付休業給付

 ◎中小事業主等に特別加入

・水田の水管理作業中、畦畔でつまづき、転倒

  ⇒病状:靭帯損傷

  ⇒補償内容:療養補償給付療養給付(医療費全額補償)+休業補償給付休業給付

万が一のことがあった時の補償は大切です!この機会に労災保険に加入検討ください。

 

 

・・・農業者も労災保険に加入できます・・・

労災保険は、業務上の原因により怪我や疾病にあわれた労働者や遺族に対して、必要な保険給付を行い、金銭的な援護を図る国の制度ですが、農業者の方も一定の要件のもとに特別加入という形で加入することができます。

 

 

・・・特別加入できる保険の制度は3種類です・・・

 

1 特定農作業従事者(畜産農家・果樹農家・専業農家へお勧めです)

補償対象

土地の耕作・開墾、植物の栽培・採取、家畜・蚕の飼育の作業で次に掲げるもの

① 動力により駆動する機械を使用する作業

② 高さが2m以上の箇所における作業

③ サイロ、むろ等酸欠危険場所における作業

④ 農薬散布の作業

⑤ 牛・馬・豚に接触し、またはそのおそれのある作業

⑥ 上記作業に密接不可分に付随する準備・後始末作業

加入資格

経営耕地面積2ha以上または年間農畜産物販売金額300万円以上の自営農業者(家族従事者等含む)、または地域営農集団の構成農家で組織全体で上記の条件を満たす農家

 

2 指定農業機械作業従事者(農作業受託農家、農業機械を使用される農家へお勧めです)

補償対象作業

土地の耕作・開墾、植物の栽培・採取の作業であって、指定農業機械を使用する作業及びこれに直接付帯する作業

※ 指定農業機械

動力耕うん機その他の農業用トラクター、動力溝掘機、自走式田植機

自走式スピードスプレーヤーその他の自走式防除機、自走式動力刈取機

コンバインその他の自走式収穫機、トラックその他自走式運搬機、動力揚水機

動力草刈機、動力カッター、動力摘採機、動力脱穀機、動力剪定機、動力剪枝機

チェーンソー、単軌条式運搬機、コンベヤー、無人ヘリコプター

加入資格

自営農業者(労働者以外の家族従事者等含む)

 

3 中小事業主等(雇用のある農業経営者にお勧めです)

補償対象作業

労働者に対して決められた所定労働時間内、労働者の時間外・休日労働に応じてする農作業時(準備・後始末作業含む)、通勤時の事故や疾病

加入資格

年間100日以上労働者を使用することが見込まれる事業主および労働者

以外でその事業に従事する方。また以下の2つの要件を満たすことが必要です

① 雇用する労働者についての労働保険関係が成立していること

② 労働保険の事務処理を労働保険事務組合に委託していること

 

1 労災保険に加入するには

農業者でJAふくしま未来の組合員の方が対象となります。JAふくしま未来の「地区本部営農経済部農業振興課」でお申込みいただきます。加入希望の日から14日前にお申込み願います。

労災に加入される方は、特別加入団体として特定農作業従事者の場合は「JAふくしま未来特定農作業労災保険部会」に加入していただく必要があります。部会費として、加入者1人につき年間1,000円が保険料とは別に必要になります。また、中小事業主等で加入される方は「ふくしま未来農業協同組合労働保険事務組合」に事務委託をしていただきますので委託手数料が1事業主につき年間1,000円が保険料とは別に必要になります。

 

2 雇用労働者の労災保険の加入

特定農作業従事者・指定農業機械作業従事者のいずれの労災保険についても特別加入する時に雇用している人がある場合、その雇用者にも労災保険が適用されることになりますので、雇用者の労災保険の手続きが必要となります。農業者の方は、ふくしま未来農業協同組合労働保険事務組合に事務委託をすることが出来ます。

 

3 保  険  料

年間の保険料は年間の農業収入に基づき保険料算定基礎額(給付基礎日額×365日)と農業所得がほぼ等しくなるよう3,500円~25,000円の範囲から給付基礎日額を選択して下さい。

給付基礎日額(単位円)

3,500

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

20,000

22,000

24,000

25,000

(保険料の計算方法)

①特定農作業従事者給付基礎日額×365日×保険料率(1000分の9)

②指定農業機械作業従事者給付基礎日額×365日×保険料率(1000分の3)

③中小事業主等給付基礎日額×365日×保険料率(1000分の13)

(例)日額1万円の場合

①10,000×365×0.009=32,850

②10,000×365×0.003=10,950

③10,000×365×0.013=47,450

*月途中の加入でも1ヶ月分の保険料が必要となります。

*保険料率は平成28年度料率

(参考)雇用労働者に対する労災保険料賃金総額×保険料率(1000分の13)(農業)

(例)2,000,000×0.013=26,000

 

4 補償の内容

① 療養(補償)給付 必要な治療が自己負担なしで受けられます。

② 休業(補償)給付 休業4日目以降、休業1日につき給付基礎日額の80%相当額が支給されます。

③ 障害(補償)給付 障害の程度に応じた年金または一時金が支給されます。

④ 遺族(補償)給付 遺族人数に応じた遺族年金または遺族一時金が支給されます。

⑤ 葬祭料給付   基礎日額に応じた額が支給されます。

⑥ 傷病(補償)年金 傷病等級に応じた額が支給されます。

⑦ 介護(補償)給付障害(補償)年金または傷病(補償)年金を受給している方のうち一定の障害の方で介護を受けている方に支給されます。

 

お申込み・お問い合わせにつきましては

JAふくしま未来の各地区本部までお問い合わせください。

 

福島地区本部  営農経済部 農業支援センター TEL024-554-5545

伊達地区本部  営農経済部 農業振興課        TEL024-575-0114

安達地区本部  営農経済部 農業振興課        TEL0243-33-2739

そうま地区本部 営農経済部 農業振興課         TEL0244-67-2702

 

営農部 農業振興課

Page Top