営農情報

No.15 モモせん孔細菌病・なし黒星病の感染拡大に注意

2017.06.08

No.15 モモせん孔細菌病・なし黒星病の感染拡大に注意

 

ふくしま未来 TAC情報 No.15

 

 

モモせん孔細菌病・なし黒星病の感染拡大に注意!

耕種的防除と薬剤散布を徹底しましょう!   

 

 

平成29年 6月 8日

JAふくしま未来 営農部

☆栽培上の留意点☆

 現在、土壌水分は適湿状態にあります。今後降水量が少なく土壌の乾燥が進む場合は、かん水や草刈り、マルチ(刈り草、稲わら)などを行いましょう。1回のかん水は10a当たり25~30tを目安とし、5~7日間隔で実施しましょう。保水性が劣る砂質土壌などでは、1回のかん水量は少なくして、かん水間隔を短くします。

☆果樹病害対策☆

・・モモせん孔細菌病・・

5月下旬におけるせん孔細菌病の春型枝病斑及び新梢葉での発生ほ場割合は平年並でしたが、5月中~下旬にまとまった降雨があり、今後梅雨に入るため被害が拡大する恐れがありますので注意が必要です。(病害虫発生予察情報)

防除のポイント

①耕種的防除

春型枝病斑や発病葉、発病果は伝染源となるため、園地をこまめに巡回して見つけ次第、除去し適切に処分しましょう。発生が多い園では、有袋栽培を検討しましょう。被袋作業に当たっては、早めに仕上げ摘果を終了し、被袋直前には薬剤散布を行うなど、計画的に作業を進めましょう。また、風当たりの強い園地では、防風ネットの設置を検討しましょう。

②薬剤防除

本病の病原菌は雨滴に混じって分散し、これに風が伴うと広範囲に発生が拡大します。今後、降雨(風が伴う場合は特に注意)を重ねるごとに、春型枝病斑や発病葉、発病果等の伝染源から感染が拡大するおそれがあります。予防散布を基本に、降雨の前にせん孔細菌病防除剤を散布するとともに、散布間隔が10日以上開かないよう注意しましょう。また、薬剤の使用濃度、収穫前日数にも十分注意しましょう。

なお、耐性菌出現の危険性を回避するため、同一薬剤の連用は避け、ローテーションによる散布を心がけ、急激な雷雨や風雨の後は、必ず園内を観察し発病の有無を把握するよう努めましょう。

《せん孔細菌病発病葉と発病果》  

 

 

・・なし黒星病・・

黒星病の果そう基部病斑の発生ほ場割合は、平年並でしたが今後梅雨期に入るため、注意が必要です。(病害虫発生予察情報)    

 

防除のポイント

①耕種的防除

果そう基部病斑、発病葉、発病果は見つけ次第、除去し適切に処分しましょう。また、主枝や亜主枝上の背面枝を掻き取る、不定芽新梢が混み合っている部位の間引きを行うなどして、薬液がかかるようにしましょう。

②薬剤防除

梅雨期間中は黒星病感染が盛んになるので、予防散布を基本に、散布間隔は10日以上(発生の多い園では散布間隔は7日)空けないよう十分量を散布しましょう。また、発病葉、発病果を放置すると二次感染となるため発生部位は見つけしだい丁寧に取り除き、適切に処分しましょう。農薬の散布は使用基準を遵守し、散布時の飛散防止に細心の注意を払いましょう。

《黒星病の病斑》

 

        

 

営農部 農業振興課

〃   園 芸 課 

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